TREATMENT
ポータブルの専用機器を持参するため、外来とほぼ同等の歯科診療をご自宅・施設でご提供します。むし歯治療・入れ歯・口腔ケア・嚥下リハビリまで、幅広く対応いたします。
外来と同じ治療を、ご自宅で
「自宅では、簡単な処置しかできないのでは?」——よくいただくご質問です。実際には、現在の訪問歯科診療は、外来とほぼ同等の治療をお届けすることができます。
当院は、ポータブル歯科ユニット・ポータブルレントゲン・嚥下内視鏡(VE)・超音波スケーラー・吸引装置など、訪問専用の医療機器一式を持参します。これにより、ご自宅や施設にいながらにして、質の高い歯科医療をご提供することが可能です。
01 — CAVITY & PERIODONTAL
ポータブルレントゲンを用いた正確な診断のもと、ご自宅でも歯を削る治療が可能です。歯周病については、歯科衛生士による専門的なクリーニングで、進行を抑えます。
02 — DENTURE
「噛めない」「痛い」「外れやすい」というお悩みは、ご自宅で解決できます。新しい入れ歯の作製、調整・修理まで、型取りから完成・微調整まで責任を持って対応します。
03 — ORAL CARE
経験豊富な歯科衛生士による定期的な口腔ケアで、誤嚥性肺炎のリスクを低減します。「むせる」「飲み込みにくい」というお悩みには、嚥下機能の評価とリハビリプログラムをご提案します。
04 — VE EXAM
飲み込みの状態を直接観察できる嚥下内視鏡を訪問先に持参し、安全な食事形態の検討・リハビリ計画策定を行います。在宅・施設での飲み込みのトラブルに、客観的なデータで応えます。
EQUIPMENT
訪問診療であっても、外来と遜色のない治療環境を整えるため、最新のポータブル医療機器一式を持参します。
※ ご自宅・施設での治療において、特別な準備は不要です。保険証、介護保険証、各種受給者証、お薬手帳のご準備をお願いします。
訪問歯科に対するイメージは、十数年前と比べて大きく変わりました。かつては「往診で歯石をとる程度」だった訪問歯科が、現在では外来とほぼ同等の範囲をカバーする診療形態に成熟しています。
背景には、医療機器のポータブル化があります。歯科ユニット・レントゲン・吸引装置・滅菌器——外来で使う主要機器の小型版が次々と実用化され、いまでは小型車1台に積み込んで運べる時代になりました。当院も、これら最新機器を取り揃え、訪問先で外来水準の診療を提供しています。
具体的に言えば、むし歯を削って詰める、入れ歯を作る・調整する、歯石を取る、歯を抜く、口腔ケアを行う、嚥下機能を評価する——歯科で行うほぼ全ての処置が、ご自宅で完結します。CT撮影・全身麻酔・高度な外科手術といったごく一部の処置を除けば、外来でしかできない治療というのは限定的です。
「ここまでできるなら、もっと早く頼めばよかった」——多くの患者様・ご家族から、初回訪問後にいただくお言葉です。
「簡単な処置だけ」
のイメージは、もう古い。
——外来とほぼ同等の
範囲を、ご自宅へ。
ポータブル機器の進化が、それを可能にしました。
01 — GENERAL
むし歯治療(削って詰める)、根管治療、被せ物の調整・修理、歯周病の管理。ポータブルレントゲンと歯科ユニットで、外来の標準治療と同じ手順で進めます。
02 — PREVENTION
月1〜2回の定期訪問で、歯石除去・PMTC・フッ素塗布・口腔ケア指導を継続します。歯科衛生士が同行し、ご家族向けのケア手技指導もあわせて実施します。
03 — DENTURE
新規作製(保険・自費とも対応)、調整・修理、義歯洗浄指導。型取りから完成・噛み合わせ調整まで、すべて訪問で完結します。「噛めない」「外れる」「痛い」のお悩みは大きく改善する可能性があります。
04 — EXTRACTION
動揺の強い歯・残根の抜歯を訪問で実施。バイタルサインを確認しながら、抗血栓薬の管理・止血の確認も慎重に行います。難症例は連携する外来・口腔外科にご紹介します。
05 — ORAL CARE
歯科衛生士による粘膜・舌・歯周ポケットの清掃。誤嚥性肺炎の予防として、最も重要な処置です。ご家族での日々のケアでは届かない部位を、専門器具と知識でカバーします。
06 — SWALLOWING
嚥下内視鏡(VE)による飲み込みの評価、舌・口唇・頬の運動訓練、安全な食事形態の提案。「むせる」「食事に時間がかかる」というご家族のお悩みに、客観的な評価とリハビリで応えます。
PORTABLE EQUIPMENT
訪問先で外来同等の治療を可能にしている、4つの主要なポータブル機器について、その役割と治療上の意味をご紹介します。
タービン・エンジン(歯を削る機器)、シリンジ(水・空気)、ライトを一体化した可搬型の診療台。重量約20kg、家庭用コンセント1つで稼働します。これがあることで、訪問先でも「削る・詰める」治療が完結します。
削片・水・唾液を吸引する装置。寝たきりの方や嚥下機能の弱い方でも、誤嚥のリスクを最小化して治療できます。訪問歯科の安全性を担保する最重要機器の1つです。
コンピュータ制御により、一定速度で麻酔薬を注入する電動式の麻酔器を使用。手動より麻酔時の痛みが少なく、ご高齢の方・小児・全身管理の必要な方でも安全に処置を進められます。
手持ちタイプの小型X線撮影装置。被ばく量は外来据置型と同等以下に抑えられた医療機器です。歯の根の状態、骨吸収の有無、残根の位置を正確に確認することで、適切な治療判断が可能になります。
SAFETY
ご高齢・基礎疾患をお持ちの方への歯科処置では、外来以上に慎重な全身管理が求められます。当院が訪問診療において徹底している、安全管理の柱をご紹介します。
※ ご家族には、当日の体調・服薬状況の共有をお願いしています。万一の体調変化があった場合は、処置を翌日以降に延期する判断もご相談しながら行います。
REFERRAL
大半の歯科治療は訪問で完結しますが、ごく一部、訪問では困難な治療があります。これらが必要な場合は、当院の外来診療部門または連携医療機関へスムーズにご紹介します。
※ 当院は同一敷地内に外来診療部門を持つため、ご紹介もスムーズです。外来通院が困難な場合は、連携先の大学病院・基幹病院への紹介も可能です。
EVIDENCE
国内外の研究と公的データから、訪問歯科でできる治療の範囲とその意義を客観的にご紹介します。
約80%
ポータブル機器で対応可能な処置の範囲
ポータブル診療機器の進化により、外来で行う処置の多くがご自宅・施設でも実施可能になっているとされています。
出典: 在宅歯科診療技術評価に関する研究
40%
口腔ケアによる肺炎発症率の低下
特別養護老人ホーム入所者を対象とした研究で、口腔ケア実施群では誤嚥性肺炎の発症率が約40%低下したと報告されています。
出典: Yoneyama T et al., The Lancet, 1999
約30%
義歯不適合に起因する低栄養リスク
高齢者では合わない義歯が咀嚼機能の低下を招き、低栄養状態を引き起こすリスクが高まるとされています。
出典: 高齢者栄養学に関する研究
6カテゴリ
訪問で実施可能な治療領域
一般診療・予防処置・入れ歯調整製作・専門的口腔ケア・抜歯・嚥下リハビリの6領域が訪問歯科の主な対応範囲とされています。
出典: 訪問歯科診療実態調査/日本老年歯科医学会報告
※ 一般的な研究データであり、個別の処置可否や効果を保証するものではありません。全身状態により対応範囲には個人差があります。
CONTACT
「こんな治療できますか?」というご質問も歓迎です。お電話で詳しい状況をお伺いします。