FOR CARE FACILITIES
入所者様の低栄養・誤嚥・口腔機能低下に、歯科チームと管理栄養士で対応。スクリーニングから栄養ケア計画、スタッフ研修まで一括でサポートします。
施設運営をサポート
介護施設の現場では、低栄養・脱水・誤嚥性肺炎など、食と栄養に関わる課題が日常的に発生します。一方で、施設内に管理栄養士を常勤で配置することが難しいケースも多くあります。
当院では、管理栄養士が定期的に施設へ訪問し、スクリーニングから個別栄養ケア計画、献立・食形態の助言、スタッフ研修まで、施設の状況に合わせて伴走するサービスを提供しています。
厚生労働省の調査によると、特別養護老人ホーム入所者の約4割が低栄養または低栄養リスク状態にあるとされます。背景には、加齢に伴う食欲低下、義歯不適合や嚥下機能低下、認知症による摂食拒否など、複数の要因が複雑に絡み合っています。
常勤の管理栄養士が一人いても、入所者一人ひとりに十分な時間を割くのは現実的に難しい——これが現場の実情です。栄養スクリーニング、個別栄養ケア計画の作成、ご家族への説明、調理スタッフへの食形態指導まで、業務は多岐にわたります。
当院は歯科と栄養のチームで施設に入ることで、口腔機能評価と栄養介入を同時並行で進められます。「義歯が合わないから食べない」のか「認知機能の問題で食べない」のか——歯科と栄養の双方の視点で見極めることで、施設運営の負担を軽減し、入所者様のQOL向上を実現します。
施設の現場に、
——歯科と栄養を、同時に届ける。
「食べる」を支える仕組みを、外部チームから。
01 — SCREENING
入所者全員の栄養状態を定期的にスクリーニング。MNA-SF・MUST等の標準化ツールを用い、低栄養リスクを早期に発見、根拠あるアセスメントから対策を立案します。
02 — CARE PLAN
入所者お一人おひとりに合わせた栄養ケア計画を策定。3ヶ月ごとの定期見直しと、状態変化時の随時見直しに対応。ご家族への説明・同意取得もサポートします。
03 — MENU & TEXTURE
嚥下機能に合わせた食形態を選定(日本摂食嚥下リハ学会分類に準拠)。栄養バランスと食べる楽しみの両立を図る献立、調理スタッフへの調理技術指導まで対応します。
04 — TRAINING
介護スタッフ向けの栄養・食事研修を実施。多職種カンファレンスに参加して栄養面から助言、ヒヤリハット事例の共有と対策検討まで、施設の知識を底上げします。
CASE STUDY
導入前は入所者の約30%が低栄養状態、口腔ケアと栄養管理が別々に行われていました。当院では月2回の定期訪問で、全入所者の栄養スクリーニングとVE検査に基づく食形態最適化を実施。1年後の成果は次の通りです。
| 指標 | 1年後の変化 |
|---|---|
| 低栄養者の割合 | 30% → 18% |
| 誤嚥性肺炎の発生件数 | 62% 減少 |
| 入所者・ご家族の食事満足度 | +17 ポイント |
※ 1施設での実績例です。施設規模・入所者の状態により改善幅は異なります。
TARGET FACILITIES
常勤管理栄養士の補完、栄養ケア計画の精度向上をサポート。
小規模施設での栄養スクリーニング・献立改善を支援。
入居者個別の栄養指導、ご家族への説明にも対応します。
ONBOARDING FLOW
施設のご担当者様からお問い合わせいただいてから、月次の定期訪問が始まるまでの標準的な流れです。施設の運営状況に応じて柔軟に調整します。
施設長・栄養士・看護師など、ご担当者様からのお電話・お問い合わせを承ります。施設規模・入所者数・現状の課題をヒアリングします。
歯科医師・管理栄養士が施設を訪問し、食堂・厨房・カンファレンス体制を視察。スタッフ様と直接お話しし、課題と着地点を共有します。
訪問頻度・サービス内容・契約期間・費用感を書面でご提案。介護報酬の請求対応(口腔・栄養加算)についてもご説明します。
業務委託契約を締結。入所者ご家族向けの同意書・お知らせ文面の作成もサポートします。導入準備は通常2〜3週間です。
サービス開始月に全入所者の栄養スクリーニング・口腔評価を実施。優先介入対象者をリストアップし、定期訪問のリズムに乗せます。
VE/VF検査に基づく食形態の適正化と口腔ケアの徹底で、誤嚥性肺炎の発症率を大幅に下げられます。入院による空きベッドが減り、施設の運営安定にも寄与します。
「美味しく食べられる時間」が日々のQOLを支えます。食形態の見直しで「食べる楽しみ」を取り戻し、体重・血液データの改善、表情の明るさにつながります。
「専門職が見てくれている」という安心感は、ご家族の信頼を高めます。月次の栄養報告書、面会時の状況説明により、施設に対する評価が向上します。
栄養ケア計画の作成・記録・モニタリングを外部の専門職と分担できます。研修により介護スタッフの「気づく力」が育ち、加算算定のための業務負荷も軽減されます。
DOCUMENTATION
介護保険サービスの記録・実地指導対応・加算算定要件を踏まえた書類体制を整えています。施設の事務負担を増やさない形で、必要な書面・データを提供します。
MNA-SF、嚥下スクリーニング、口腔評価——標準化されたツールで記録し、施設のシステムに連携可能な形式で提供します。
入所者一人ひとりの計画書・3ヶ月ごとのモニタリング表を作成。栄養マネジメント強化加算の算定要件に対応します。
施設長宛の運営報告書、ご家族宛の個別状況レポートを月次でお送りします。実地指導時の根拠資料としてもご利用いただけます。
個人情報保護法・医療情報安全管理ガイドラインに準拠した管理体制。電子記録は暗号化、紙記録は施錠保管。施設と業務委託契約書で取り扱いを明文化します。
EVIDENCE
介護施設にお住まいの高齢の方は、低栄養や摂食嚥下障害のリスクが高いことが知られています。施設栄養管理に関する主な研究データをご紹介します。
30-40%
施設高齢者の低栄養該当率
介護施設に入所している高齢の方のうち、低栄養に該当する割合は3〜4割と報告されています。在宅高齢者と比べても高い水準にあり、継続的な栄養評価が重要です。
出典: 施設高齢者栄養実態調査
40%
栄養介入による誤嚥性肺炎発症率低下
栄養スクリーニングと適切な食形態調整を含む栄養介入を導入した施設では、誤嚥性肺炎の発症率が約4割低下したとする報告があります。
出典: 施設栄養介入と肺炎発症に関する研究
80%
摂食嚥下障害と低栄養の併存率
摂食嚥下障害を有する施設入所者のうち、約8割が低栄養または低栄養のおそれに該当したとする報告があります。嚥下評価と栄養評価は同時に行うことが望まれます。
出典: 日本嚥下医学会 関連報告
1.3倍
栄養管理充実施設のQOL指標
管理栄養士の関与など栄養管理体制が充実している施設では、入所者のQOL指標が約1.3倍高かったとする観察研究があります。
出典: 老人福祉施設における栄養評価研究
※ 一般的な研究データであり、個別の効果や成功を保証するものではありません。施設規模・入所者構成・体制等により結果は異なります。
CONTACT
入所者様の栄養状態、献立・食形態の運用、スタッフの研修まで——施設の課題に合わせた提案をお出しします。