MISSING TOOTH
抜けた歯を放置することは、お口全体の崩壊につながります。インプラント・ブリッジ・入れ歯——それぞれの長所と短所を、ご一緒に検討しましょう。
放置のリスク
歯が抜けたまま放置すると、隣の歯が傾き、噛み合う歯が伸びてきます。半年・1年と経つほど、噛み合わせ全体が崩れ、結果的に他の歯まで失うリスクが上がります。
当院では、抜けた歯の補い方として、インプラント・ブリッジ・入れ歯の3つの選択肢をご提示します。それぞれの長所・短所・費用を比較し、お一人ごとに合った方法をご一緒に選びます。
01 — DRIFT
支えを失った隣の歯が、抜けた空間に向かって徐々に傾きます。半年〜1年で目に見える変化が出ます。傾いた歯は清掃が難しくなり、むし歯のリスクが高まります。
02 — EXTRUSION
対合する歯(上下で噛み合っていた歯)が、相手を失うと伸びてきます。噛み合わせが乱れ、補綴治療(インプラント・ブリッジ)も困難になります。
03 — BONE LOSS
歯がない部位の骨は、刺激を失って徐々に吸収されます。将来インプラントを希望しても、骨造成が必要になるなど、選択肢が狭まります。
04 — FUNCTION
片側でしか噛めなくなり、顎関節症の引き金になります。前歯の場合は、発音にも影響します。食事のたびに不便を感じる、QOLが落ちる原因です。
05 — SYSTEMIC
よく噛めなくなると、消化器への負担が増え、栄養バランスも崩れがちです。高齢者ではオーラルフレイル・誤嚥性肺炎のリスク要因にもなります。
SELF CHECK
ひとつでも当てはまる方は、ご相談ください。状態を診たうえで、最適な治療法をご一緒に考えます。
奥歯が抜けたまま、しばらく放置している
入れ歯が合わず、外したまま過ごしている
ブリッジが古くなり、外れた/外れそう
前歯を失って、人前で笑えない
片側でしか噛めなくなった
インプラントに興味があるが、費用や安全性が不安
入れ歯・ブリッジ・インプラントの違いがよく分からない
どの歯がいつ抜けたか、今の不便、ご希望のレベル(しっかり噛みたい・見た目を治したい等)を伺います。
レントゲン、必要に応じてCTで骨の量、歯ぐきの状態、隣の歯の健康状態を確認します。
インプラント・ブリッジ・入れ歯のそれぞれについて、適応・費用・期間・長所短所をお伝えします。即決を迫ることはありません。
選択された治療法に応じて、必要な前処置(むし歯治療・歯周治療)から進めます。インプラントは段階的に、安全性を確認しながら進めます。
補綴物を長く保つために、3〜6ヶ月ごとの定期メンテナンスをご案内します。インプラントは特に、メンテナンスの継続が長期成功の鍵です。
RELATED MENU
「歯を失った」方への治療は、インプラント特設ページに詳細をまとめています。ブリッジ・入れ歯は一般歯科で対応します。
FAQ
A. 多くの場合、可能です。ただし、骨が痩せている場合は骨造成が必要になったり、噛み合わせの調整が必要になったりします。状態を診たうえでご提案します。
A. 一概には言えません。失った歯の本数・場所、隣の歯の健康状態、ご予算、年齢、全身疾患などで適応が変わります。診察のうえで、複数の選択肢をご提示します。
A. 保険の入れ歯は素材(プラスチック)と作り方に制約があり、装着感・耐久性に課題があります。自費の入れ歯(金属床・ノンクラスプデンチャー等)は、薄く軽く、見た目も自然で、噛み心地も良好です。
A. 重度の糖尿病・骨粗鬆症の治療中・喫煙者などはリスクが上がります。事前のCT検査と問診で安全性を確認します。リスクが高い場合は、ブリッジや入れ歯をおすすめすることもあります。
A. はい、ご対応可能です。ご自宅・施設で型取りから装着・調整まで行います。詳細は訪問歯科のページをご覧ください。
EVIDENCE
歯を失ったあとの治療選択肢には、それぞれ長期予後や機能回復の特徴があると報告されています。以下は国内外の論文・学会で公表されているデータの一例です。
95-98%
インプラント10年生存率
適切な診断とメンテナンスが行われた症例において、インプラントの10年生存率は概ね95〜98%と報告されています。長期的な機能維持が期待できるとされています。
出典: Buser D et al., 2017 ほか
約10年
ブリッジの平均寿命
ブリッジの平均寿命はおよそ10年程度と報告されています。支台歯への負担管理と定期的なメインテナンスが予後に関わるとされています。
出典: 日本補綴歯科学会 報告
35%
義歯での咀嚼力(無歯顎比較)
総義歯の咀嚼能力は天然歯と比較しておよそ35%程度にとどまると報告されています。インプラント補綴では機能回復の度合いに差があるとされています。
出典: 咬合機能評価 研究
3-6ヶ月
抜歯後の骨吸収進行期間
抜歯後3〜6ヶ月の期間に骨吸収が顕著に進むとされています。早期の治療検討が骨量確保の観点から有利と報告されています。
出典: 骨代謝研究 ほか
※ 一般的な研究データであり、個別の効果や成功を保証するものではありません。実際の経過は症例ごとに異なります。
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