つむぎ歯科クリニックTSUMUGI DENTAL CLINIC
お子様の歯ぐずり・歯ぐきの腫れ

TEETHING & SWELLING

歯ぐずりは、
成長の合図。

夜泣き、よだれ、歯ぐきの腫れ、ちょっとした発熱——お子様の歯が生える時期によく見られるサインを、保護者の方に向けてやさしく解説します。

不安なときに、最初に読みたい一文

歯ぐずりは、
多くの赤ちゃんが通る道です。

生後6か月頃から始まる「歯の生え始め」。お子様によっては、ぐずる・夜泣きが増える・よだれが増える・歯ぐきが赤く腫れる・微熱が出る——こんなサインが現れることがあります。総称して「歯ぐずり」と呼ばれます。

初めての育児では「何かの病気では」と不安になられる方が少なくありません。けれど、これらの多くは、歯が生える過程で自然に起こる生理的な変化です。慌てず、ご家庭でのケアと観察で乗り切れるケースがほとんどです。

このコラムでは、歯ぐずりの仕組み、よくある症状、ご家庭での対応、そして「これは受診すべき」のサインまで、保護者の方が落ち着いて判断できる材料をお届けします。

COLUMN INDEX

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なぜ歯が生えるとき、
不機嫌になるのか。

赤ちゃんの乳歯は、歯ぐきの中で時間をかけて形成され、ある日歯ぐきを押し広げて表面に現れます。このとき、歯ぐきの一部に軽い炎症(腫れ・赤み・むずがゆさ)が起こります。これが「歯ぐずり」の正体です。

大人にとっては想像しづらいですが、赤ちゃんにとっては「初めて経験する、口の中の違和感」。眠りが浅くなり、機嫌が悪くなるのは自然な反応です。ご家族としては大変ですが、お子様自身が「成長している」サインでもあります。

歯ぐずりが続く期間は、おおむね数日〜2週間程度。歯が出てくると症状が和らぎます。新しい歯が次々と生えるたびに繰り返すお子様もいれば、ほとんど症状が出ないお子様もいて、個人差はとても大きいです。

「機嫌が悪い」のではなく、
「がんばっている」
——お子様の体は、新しい歯を一所懸命つくっています。
  1. 01 — DROOLING

    よだれが急に増える

    歯ぐきの違和感を和らげるため、唾液の分泌が増えます。顎周りがかぶれることも。スタイをこまめに替え、肌をやさしく拭いてあげてください。

  2. 02 — BITING

    何でも口に入れて噛みたがる

    歯ぐきのむずがゆさを和らげようと、おもちゃ・指・ガーゼなどを噛みます。歯固め(ティーザー)を冷蔵庫で軽く冷やして与えると、心地よく感じるお子様が多くいます。

  3. 03 — SLEEP

    夜泣き・眠りが浅くなる

    違和感で眠りが浅くなり、夜中に何度も起きるお子様も。眠れない時期は一時的なものなので、ご家族で交代しながら、無理せず乗り切ってください。

  4. 04 — LOW FEVER

    微熱が出ることも

    歯ぐきの軽い炎症で 37〜37.5℃ 程度の微熱が出るお子様もいます。ただし 38℃ 以上の高熱は別の感染症の可能性が高いため、小児科にご相談ください。

  1. 01 — 歯固めを冷やして与える

    冷蔵庫で軽く冷やした歯固めを噛ませると、冷感で歯ぐきの違和感が和らぎます。冷凍庫で凍らせるのは硬すぎるので避けてください。

  2. 02 — 清潔な指でやさしくマッサージ

    手をよく洗ってから、清潔なガーゼを巻いた指で歯ぐきをやさしくマッサージ。歯ブラシに慣れる練習にもなります。

  3. 03 — 離乳食を少しやわらかめに

    歯ぐきがむずがゆい時期は食欲が落ちることも。一時的にやわらかめのメニューにし、ぐずるときは無理に食べさせず、水分補給を優先してください。

  4. 04 — スキンシップを増やす

    抱っこ・歌・絵本など、不安を和らげる時間を多めに。お子様は安心することで、痛みや違和感を受け流しやすくなります。

  5. 05 — 避けたほうがよいこと

    大人用の歯ぐき塗り薬の自己判断使用、はちみつ入りの食品(1歳未満)、固すぎる歯固め——お子様の安全に関わるものは避けてください。

WHEN TO VISIT

こんなときは、
受診をご検討ください。

「歯ぐずり」のほとんどは自然に治まりますが、以下のような症状がある場合は、別の原因の可能性もあります。歯科または小児科を受診してください。

  1. 38℃以上の発熱が続く

    歯ぐずりの発熱は37〜37.5℃の微熱が一般的。38℃以上が続く場合は、ヘルパンギーナ・手足口病など別の感染症の可能性。小児科を優先してください。

  2. 歯ぐきに白い水疱や潰瘍

    単なる腫れではなく、白っぽい水疱・口内炎・潰瘍がある場合は、ヘルペス性歯肉口内炎などの感染症のことがあります。歯科か小児科にご相談を。

  3. 水分も飲めない・食欲がまったくない

    脱水のリスクがあります。水分摂取がまったくできない、おしっこの回数が極端に減った場合は、早めに小児科を受診してください。

  4. 1歳を過ぎても歯が1本も生えない

    乳歯の生える時期には個人差がありますが、1歳を過ぎても生え始めの兆候がない場合は、一度歯科で先天欠如の有無を確認いただくと安心です。

FAQ

よくあるご質問

  1. Q. 歯ぐずりは何歳まで続きますか?

    乳歯は生後6か月頃から2歳半頃にかけて、上下20本が生えそろいます。歯が生えるたびに繰り返すお子様もいますが、いずれも一時的です。

  2. Q. 歯ぐきが青黒く腫れています。大丈夫ですか?

    「萌出嚢胞」と呼ばれる、歯が生える直前に歯ぐきに液体が溜まる現象の可能性が高いです。多くは自然に消えますが、心配な場合は歯科を受診ください。

  3. Q. 歯が生え始めた頃から歯みがきは必要ですか?

    はい、最初の1本が見えた瞬間から始めましょう。最初はガーゼで拭く程度から、徐々に乳児用歯ブラシへ。フッ素入り歯みがき粉も使えます(量はごく少量)。

  4. Q. 初めての歯科受診はいつがいいですか?

    乳歯が生え始めた1歳前後がおすすめです。歯科に「慣れる」体験を早めに作ることが、将来の虫歯予防につながります。当院では小児歯科に対応しております。

  5. Q. 歯ぐずりに使える市販薬はありますか?

    日本では赤ちゃん用の歯ぐき塗り薬は限定的です。自己判断での使用は避け、必要に応じて小児科・歯科にご相談ください。

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